国産グッピーの世界に入ってから、いろんなことがあつた。そしていろんな人に会った。

バブル真っ盛りのあの頃の思いでのいくつかを思いつくままに書いてみたい。

Episode 1

 思えば生まれて初めて参加したコンテストは、喜沢熱帯魚で行われたもので、たしか1989年だったと思う。

当時はグッピーブームが再びはじける前で、ほとんどが今から思えば素人同然で、逆に言えばいい意味でのアマチュアリズムにあふれていた。

できれば近くで参加できるコンテストがないかとさがしてみたが、とにかく、当時は関西て゛はひとつもコンテストは開催されていなかった。

コンテストの日はにわか雨がそぼ降る日曜日で、はじめて江戸川を渡って小さな駅に降り立った。

とにかく知っているのは当時FMの筒井氏だけで、そのたのみの筒井氏もさっぱり姿を見せなくて、お食事券付きの参加料を支払うと、すみのほうで小さくなっていた。

(このお食事券はなんと鰻どんぶりで、土地柄か、会場の向かい側には川魚料理の店が軒を連ねていた。)

この頃は品種も少なく、モザイク、ドイツイエローなども昔日の面影なく、かろうじてグラス系の魚が目に付くくらいで、ブルーグラス、オールドファッションもまだまだ未成熟な段階で、リボンタイプもちらほら見かけるくらいであった。

優勝はなんだったか忘れてしまった。多分そのころ全盛のレツドグラスのK氏かブルーグラスのM氏ではなかったかと思う。

私と言えば、一番遠方よりの参加ということで、おなさけで特別賞をいただいた。

帰りがけに以前より手に入れたかった、タイガーボトムソードを2ペアわけてもらい、たしか秋葉原によって帰ったような気がする。

あのころの名品その1


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